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Zoomとメタバースの違いとは?

近年のコロナ禍ですっかり馴染みのあるテレワーク。これにかかせないのがZoomです。最近ではメタバースが注目されてきていますがご存知でしょうか。そのきっかけとなったのが、フェイスブックが社名を「Meta」(メタ)に変えたことです。新しい社名になったメタとはメタバースのことで、いわゆる仮想空間のことなのです。世界中でテレワークが増えたことでこの仮想空間を仕事場にするという発想で「Horizon Workrooms」という新サービスを8月に発表しています。まだ日本では聞き慣れないサービスですが、Zoomとはどのような違いがあるのか紹介していきます。

メタバースって何?令和の新しいテレワーク

冒頭で簡単に説明したメタバース、いわゆる「仮想空間で仕事ができる」サービスは一体どのようなものか気になりますよね。ゲーム業界では既に広まっているVRがまさにそうです。特殊なゴーグルを装着すると、人がアバターとなってまるで対面で集まって会議しているかのような感覚になるというものです。動作もゴーグルを通して連動しているのでとてもリアルに感じるとか。これならZoomで違和感を感じていたコミュニケーション不足の課題も解決に近づくのではないでしょうか。このメタバースを注目させたMeta社の「Horizon Workrooms」の他にマイクロソフトも2022年にメタバースの入り口として「Mesh for Teams」を提供すると発表しています。これからは大手企業が続々とメタバースサービスを出していくに違いないでしょう。日本にも広まることと思いますので、今のうちに概要だけでも把握しておくとよいかと思います。
「Horizon Workrooms」サービスページ(https://www.oculus.com/

近未来すぎる!気になるメタバースの機能

VRゴーグルを装着して仮想空間で仕事をするなんて近未来的でかっこいいですよね。気になる使い方や機能について特に驚いた3点を紹介していきたいと思います。ここでの機能はMeta社の「Horizon Workrooms」を例にしていますので全てのメタバースサービスが同じ機能だというわけではないことをご了承ください。

・バーチャル空間で自分のパソコンを操作することが可能
・WorkroomsからZoomに直接ダイヤルするとZoom whiteboardを共有できる
・パススルー機能で目を覆った状態でも、白黒の解像度で周囲を把握することができる
(参照YouTube:Infinite Office)
ここまでできるようになると、例えアバターを使用していても現実世界にかなり近づくことになります。機能性の高さにただただ驚きです。言葉では伝わりにくいところもありますので、ぜひ参照YouTubeをご覧いただけたら共感していただけるかと思います。

Zoomとメタバースの違いを理解して使い分けよう

ここまでメタバース中心に話しをしてきましたが、テレワークの代表的なツールZoomと比べた時に、どう違うのでしょうか。それぞれの違いを理解しておくことで、テレワークがより快適なものになると思います。

Zoomとメタバースの違い

【Zoom】
・画面越しに本人の顔が見える
・画面共有で資料などを一緒に見ることができる
・チャット機能で会話することもできる
・相手の反応がわかりにくい、会話のタイミングを掴むのが難しい
・既存意識が薄れやすい

【メタバース】
・アバターとしてバーチャル空間で会話ができる
・VRの世界で自分のパソコンを使用できる
・VRの特殊なゴーグルを装着することでその場にいるような臨場感が味わえる
・アバターなので相手の細かい表情が読み取りにくい

こうして2つを比べてみると、お互いのできないところを補い合うような機能が備わっているように感じます。ということは、どちらかを選んで使うというよりも、目的や用途に応じて使い分けるのがよさそうだと感じました。

まとめ

これから確実に広まっていくであろうメタバースについて多めにお話しましたが、みなさんは知っていましたか?ゴーグルを装着してテレワークだなんてかっこいいですよね。Zoomで言われていた既存意識が薄れてしまうという課題を解決してくれるので、課題感を持っていた企業にとっては嬉しいですね。今後マイクロソフトもメタバースを出すと宣言しているので、発表が待ち遠しいです。